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AdSense導入までの記録(2016年10月版)

ようやくAdSenseの審査も終わり、広告を表示できるようになりました。

AdSense導入に関する記事は世の中に溢れていますが、 情報が古かったり、まゆつばものの情報が混ざりこんでいたりしていて、 振り回される人も多そうだったので、 このブログに関する事例と自分の考えについてまとめておきます。

導入までの流れ

AdSenseへの申し込み方法については公式のヘルプを見るのが一番いいと思います。 ここではこのブログがどのような流れで申請を行ったかについて記します。

AdSenseではアカウント作成時とサイトとのリンク時で二回審査が行われるようなので、以降では便宜上、前者を一次審査、後者を二次審査と呼びます (ヘルプを見る限りでは一次審査は必要ない場合もあるようです)。

広告の導入に関するこのブログの活動は次の通り。

日付 内容
10/15 ドメイン変更
一次審査要求
10/16 一次審査結果通知・不承認(不十分なコンテンツ)
10/25 ブログデザイン変更
10/26 記事の投稿
一次審査再要求
10/27 一次審査結果通知・承認
二次審査要求
11/05 二次審査結果通知・承認

ドメイン変更

2016年3月頃からAdSenseではサブドメインやパスが含まれるURLでの登録ができなくなったようです。 つまり、はてなブログが取得しているドメイン(hatenablog.com等)の前に文字列がついたXXX.hatenablog.comのようなブログは申請できません。 はてなブログで申し込むためには、独自ドメインを取得した後、はてなブログProにアップグレードして独自ドメインを有効にする必要があります。

このブログも元々fspace.hatenablog.comというURLでしたが、f-sp.comというドメインを取得し、www.f-sp.comというURLに変更して申請しました。 サブドメインは基本的にダメですがwwwは例外的にOKなようです。

独自ドメインをはてなブログで使う場合には、CNAMEレコードというものを設定して、特定のURLをはてなブログのサーバに対応付ける必要がありますが、 この際取得したドメイン自体(私の場合f-sp.com)を対応付けることはできません。 そのため何かしらのサブドメインを使う必要があり、AdSenseに申請する場合には必ずwwwを使う必要があります。

AdSenseに使用できるURLの詳細はこちら

一次審査

AdSenseのサイトからログインしようとすると、 アカウントを作成する画面へと切り替わり、必要な情報をすべて入力すると自動的に一次審査が開始されます。 一次審査で承認されるまではAdSenseにログインすることはできません(審査中の画面がでるだけです)。

一日程度で結果が返ってくるところを見ると、一次審査はプログラムによる審査がメインのようです。 おそらく人による審査の手間を減らすために、明らかに基準に達していないものやガイドラインに沿っていないものを弾いているのだと思います。

なぜ一次審査に落ちたのか?

前述の通り、このブログは一度一次審査に落ちています。 審査結果の通知には大まかな原因とそれに分類される違反の例が列挙されているだけなので、 実際の理由はわかりませんが原因について推測してみます。

通知に書かれていた原因は「不十分なコンテンツ」です。 記事の数が少ない場合や、記事の内容が薄い場合に指摘されるやつですね。

しかし、審査申請時のブログの記事数は39あり、その大部分はそこそこ長めの記事です。 そして、承認時の記事数は40でひとつ記事を増やしただけです。 10や20程度の記事で承認されている人が多数いる状況を鑑みても、内容が不十分であったとは考えにくいです。

他に承認されるまでに変化した部分といえばデザインの変更くらいですが、 これは視覚的な表現が少し変わった程度でコンテンツが拡充されたとは言い難いです。

そうなると、怪しいのが一回目の審査要求直前に行ったドメインの変更です。 AdSenseはGoogleのサービスであるため、Googleの検索エンジンをフルに活用したものと思われます。 そのため、検索エンジンでうまく見つからないものや有用と判断されないものは弾かれている可能性があります。 このブログはSearch Consoleを用いてサイトの移転を伝えてはいたものの、 インデクスの移行が進まないうちに審査に出したため、 コンテンツがうまく認識されなかった、あるいは需要のないコンテンツだと判断されたのではないかと思います。

あくまでも推測なので鵜呑みにはしないで欲しいのですが、 落ちた理由に納得がいかない場合には直前にドメインを変更していないか確認してみるといいかもしれません。

二次審査

一次審査で承認されるとAdSenseにログインできるようになります。 ただし、まだ広告を設置することはできません。

AdSenseにログインするとホーム画面で表示される認識用コードを対象サイトに組み込むように言われます。 はてなブログなら設定にある"headに要素を追加"の欄にコピペすればOKです。 あとは審査要求をすれば(詳しくは忘れましたが「コードを組み込みました」的なボタンを押す)審査が始まります。

二次審査は人の目が入るようで一次審査に比べると時間がかかります。 表示では「最大三日かかります」みたいなことが書いてありましたが、このブログでは一週間以上かかりました。 ヘルプによると、 一日で終わることもあれば、数週間かかることもあるそうです。 定常的なアクセスがない場合に時間がかかるとだけ書いてありますが、 サイトが大規模な場合や権利の怪しいコンテンツが含まれる場合など、 審査が長引きそうな要因はいろいろあると思うので気長に待つのがいいと思います。

二次審査で承認されると、ようやく広告の配置や表示ができるようになります。

通知メールについて

一次・二次ともに審査結果について通知メールが送られてきますが、 ここに書かれている内容は古くなっている場合があるようです。 例えば、一次審査で落ちた際に送られてきたメールには、 広告コードを正しく配置すると問題が解消される可能性があるというような内容が含まれていましたが、 現在は二次審査を通過しないとそもそも広告コードは配置できません。

ヘルプは比較的迅速に更新されているようなので、こちらを参考にしたほうがいいかもしれません。

AdSenseにまつわるウワサの真偽

頻繁な更新が必要?

よく審査中は毎日ブログを更新するように、とか書かれていたりしますが特に必要ないみたいです。 実際このブログは審査中に一度も更新していません。 審査前も数週間おきにぽつぽつとという感じです。

通常、上質なコンテンツを提供するためには時間がかかりますし、 更新頻度が有用性を示すかどうかは提供するコンテンツの種類にもよります。 長期にわたって定期的に記事を書いているサイトと、短期間に毎日記事を書き続けたサイト、 コンテンツ量が同じなら前者のほうが信用されるのが普通ではないでしょうか。

連絡先が必要?

連絡先もよく審査に通す方法として紹介されていますが必要なさそうです。 もしかするとどこかから辿れるかもしれませんが、このブログに連絡先を書いた記憶はありません。

連絡先が書いてあったところでそれが実際に機能しているかどうかを確認するのはなかなか難しいですし、 Google自体がサイト管理者と連絡を取れれば問題ないということなのかもしれません。 閲覧者が不正な利用を見つけた場合にはGoogleに連絡をすればそれで済むので。

あるいは記事のコメント欄が連絡手段とみなされたという可能性もありますが・・・ちょっと無理あるか。

プライバシーポリシーが必要?

プライバシーポリシーは審査に必要か、という意味では特に必要ないみたいです。 まあ、まだ広告掲載してないのに広告に関するプライバシーポリシーが書かれているのもおかしな話ですし。

ただし、プログラムポリシーには掲載するように記載されているので、 広告配置後には書いた方がいいと思います。 このブログではサイドバーに概略だけ書いて、本文はaboutページに書きました。 aboutページは設定から編集できます。

ただこのプライバシーポリシー、記載方法が示されているのですが、 ちょっと雑というかGoogleもあまり気にしてなさそうな感じがします。 具体的には第三者配信事業者のウェブサイトへのリンクを表示しろと言っておきながら、 それがどこなのかやどのように書くべきかがまったく書かれていなかったり、 ユーザに示せと書いてあるリンクの先が英語ページしかなかったりですね。 この辺りはGoogle側がどうにかしてくれないとどうしようもないので、 とりあえずCookieで閲覧したページを記録・収集してるよ、くらいのことを書いておけばいいと思います(もちろん自己責任で)。

余談:審査用のブログ

AdSenseの審査に関して調べるとよく審査用のブログを作ったほうがいいよ、というのを見かけるのですが、 個人的にはやめた方がいいと思うので理由とか書いときます。 ただ、これもすでに審査に通ったからこそ言えることだとは思うので、まあ参考程度に。

まずは倫理的な話から。 AdSenseは審査に通ると他のサイトにも広告を配置できるようになる(らしい)のですが、 これはつまり、Googleに『サイトとして』ではなく『人として』信用されたということになるかと思います。 審査用のブログを作って、おそらく本人が違反だと自覚しているサイトに広告を配置することはこの信用に対する裏切りに当たります。 いくら自分のコンテンツに非がないと主張しても、相手をだましていることには変わりありません。

次はもう少し現実的で利己的な話。 Googleは現状、すでに審査を通過したサイトに関してはある程度信用していますが、 世の中に不適切な使用が溢れ、それがビジネスに影響を与えるようであれば、 広告を表示しているサイトに対して抜き打ち検査が入ってもおかしくありません。 もしそこで故意に不正を働いたことが発覚すれば、それ相応のペナルティが課せられることになります。

広告配信は一回きりのサービスではありません。 長期にわたってサービスを受け続ける以上、サービス提供者たるGoogleといい関係を保っておいた方が得かと思います。

おわりに

自分が調べた内容と実際の審査方法が食い違っていたので記事を書いたのですが、 どうも2016年になってから審査方法が二転三転しているようなので、 この記事の内容もすぐに古くなってしまうかもしれません。 審査方法について調べたいときには公式のヘルプを参照するか、 記事の更新日時を絞って検索した方がいいかもしれません。

最初に怪しい内容の記事が多い的な話をしましたが、 実際それと同じくらいこれは間違いだと指摘している記事もあるんですよね。 ただ、やっぱり「これさえすれば審査に受かる!!」みたいな勢いのある記事と比べると、 検証記事や記録のような記事は検索に引っかかりづらいようです。 この記事もきっとそんな有象無象の記事のひとつとなることでしょう。